令和4年度同窓会記念誌 希望の光 ~新しい世を照らせ~
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6 昨夏には東京オリンピック、冬には北京オリンピックが開かれるなど、長く続くコロナ禍においても新たな日常が回り始めています。学校においても、生徒たちはしっかりと前を向いて、着実に活動を積み重ね、確かな歩みを進めております。 そのような中、第142周年甲府中学・甲府第一高等学校同窓会総会が、「希望の光~新しい世を照らせ~」のテーマのもと、本校視聴覚室において開催されますことは、たいへん喜ばしく、また心強く思うところです。同窓会の皆様方には、日頃より母校への御理解と物心両面にわたる御支援を賜り、心より感謝申し上げます。本年4月に甲府一高の校長として赴任して以来、同窓生の皆様の母校「甲府中学・甲府一高」に対する強い愛情と、母校の応援団として見守り続けるという心意気に接し、深い感銘を受けました。また、錚々たる同窓生の皆様の業績と、母校の後輩に寄せられた金言の数々を拝見し、甲府中学・甲府一高同窓会の存在の大きさに、改めて敬服しているところです。今後も、多くの同窓生の皆様のお力をお借りしながら、より質の高い教育活動を目指して、努力して参ります。 さて、母校の近況について報告させていただきます。平成28年に設置された探究科はこの3月に4期生が巣立ち、令和2年度からは文部科学省の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の指定校としての活動を継続しています。この事業の指定期間は3年間ですので、今年度が最終の年となります。来年1月には、文科省の主催により、全国に向けての報告会を開催する予定です。 進学面に関しては、令和4年3月の卒業生は、普通科と探究科を合わせ、国公立大学に延べ113名、私立大学には延べ422名の合格者を出しました。国公立大学合格者は5年連続で100名を超え、私立大学合格者は3年連続で400名を超えており、ここ数年安定した実績をあげているところです。 部活動に目を向けますと、文化局は昨年11月の県高校芸術文化祭においてめざましい成果を残しました。県下最多の8つの部門(吹奏楽、合唱、箏曲、美術工芸、書道、新聞、放送、文学)で最高賞にあたる芸術文化祭賞等を受賞し、今年8月に東京都で開催される全国総文祭へ参加する予定です。また体育局では、昨年夏のインターハイ(全国高校総体)には山岳部、弓道部、空手部、アーチェリー部が出場し、陸上部、水泳部、男子テニス部、空手部、アーチェリー部が関東大会に出場しました。それ以外の部も、コロナ禍の制約を受けながらも、各大会において白熱した戦いを展開しました。 強行遠足に関しては、昨年度は実施予定の10月に、新型コロナワクチンの集団接種が始まったことから、誠に残念ではありましたが中止せざるを得ませんでした。新型コロナの影響により多くの行事が制約を受ける状況はしばらく続きそうですが、このような中においても、学校としては生徒を第一に考え、甲府一高としてなすべきことを最大限行って参る所存です。  同窓会員の皆様におかれましては、今後とも変わらぬ御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、甲府中学・甲府第一高等学校同窓会の益々の御発展と皆様方の御健勝を祈念しまして御挨拶といたします。御挨拶甲府第一高等学校校長 安達 徹

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