令和4年度同窓会記念誌 希望の光 ~新しい世を照らせ~
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2780.90年代は空前のバレーボールブームでした。そんな時代に甲府一高男子バレーボール部を牽引していた昭和63年度部長にメッセージをいただきました。 私は昭和63年度男子バレーボール部の部長を務めていました。今回、私がこの寄稿文の依頼を受けて、真っ先に向かったのは山梨県立図書館でした。高校を卒業し、30年以上も前のことで記憶が曖昧だったからです。過去の山梨日日新聞を引っ張り出し、ようやく見つけたのは昭和63年度山梨県総合体育大会の結果です。5月20日付の新聞記事によると、甲府一高バレーボール部は2回戦 2対0で白根高校に勝利。そして3回戦、対戦相手は当時の強豪日川高校、190㎝を超える選手を相手に1セットも取れず0対2で敢え無く敗退。この試合が引退試合となりました。 古い新聞記事を見ていると当時の記憶が蘇ってきました。部長が途中で交代となり、私が部長になったものの部員間のコミュニケーションや練習環境もままならず悪戦苦闘したのを思い出しました。当時は大変でしたが、振り返ってみると高校時代のこうした経験は、人とのコミュニケーションを大切にする現在の仕事に活きていると改めて感じています。 最近のスポーツ庁の調査(2019年)では、少子化の影響のため運動部で活動する生徒が減少する傾向にあり、30年後には半減すると言われています。特に野球やサッカーなどのチームスポーツが半減するという予測です。甲府一高に男子バレーボール部が無くなってしまったのはとても残念ですが、時代の流れかもしれません。 近況をいうと、50歳を超えた私は今もバレーボールを続けています。高校時代に果たせなかった全国大会を目指しています。生徒の皆さん、人生は挑戦の連続です。高校時代にいろんな挑戦をしてください。どんな挑戦もきっとこれから生きていく上できっと糧となるはずです。いまの高校生活と私たちの時代の高校生活を比較何が変わって何が変わらないのか見てみよう!-「いつまでも挑戦を」- 緑川 和彦 かつて輝いていた部男子バレーボール部

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