令和4年度同窓会記念誌 希望の光 ~新しい世を照らせ~
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加賀美  思い出話から…当時は緑が丘球場で野球応援っていうと全校生徒が歩いて移動したのね。その時、望月政 校長先生は「団旗が立つまではお前が一高の旗だ。お前が先頭を歩け!上を向いて胸を張って歩け、その後ろを皆んながついて行く」と言ってその後、列の一番を後ろを歩いて下さった。最後の夏の大会は1回戦を市川に勝利し、2回戦は当時できたばかりの小瀬で塩山商に敗れたんだけど、その時には「お前だけは下を向いてはいけない、悔しくても、悲しくても絶対に下を向くな。それがお前の受けた役だ」「校章が入った紋付袴を着ている時、お前はお前の為に時を過ごさず、一高のために何ができるか何をすべきか考えろ」と、望月校長先生は教えて下さった。片時も忘れることなく、今まで大切にしてきた教えを木戸くん、小松くんへ渡します。過ごしてきた時間が君たちを創る。未来は今日という何気無い一日からできて行くと知っているつもりなので、二度と戻らない一日一日を大切に生きて欲しいと願います。そして、その時間で得た木戸くん、小松くんの“何か”を後輩たちに繋いであげてください。んなは、新しい道をいっぱい見つけられる。思い切って飛び込んで行って欲しいなと思っています。一高で言うのも申し訳ないけど、【伝統】って始めた人がいるわけで、ずっと有ったわけじゃない。伝統って言葉に想いを感じ動くのも大切だけど、みんなで話し合い【新しい伝統を創るんだ!】位の気概で取り組んで欲しいな。君たちが創ったものが100年後には、普遍の伝統になっているかもしれないよ。応援しています。25生徒の皆さんのご活躍が甲府一高の更なる発展となる事でしょう。今日という日が未来になり伝統はつながっていく。ご協力ありがとうございました。

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